- 地域貢献
害獣対策ロボットの試作機の連携開発
2020年3月12日
本学環境科学科動物生態学研究室の大井 徹教授は、NPOみんなの畑の会、(株)シコウ、金沢工業大学ロボティクス学科土居隆宏准教授と連携して、害獣対策ロボットの試作機を開発しました。大井教授が、ロボットの基本コンセプトを考案し、金沢工業大学が試作機を製作しました。
ロボットは、搭載されたカメラで害獣を認識し、木々、あるいは支柱の間に張ったベルトを伝って移動、音や光などを発して害獣を撃退します。大井教授は、撃退器が、木々、あるいは支柱に張った架線を伝って移動し、広い範囲を防衛するというアイデアを提供しました。撃退器に動きをつけることで、威嚇の効果が増すとともに、設置が地面の起伏や傾斜に制限されない、住民が簡単に設置できるという特徴をもっています。今後、関係機関の協力により、改良を進め、実用化に近づけて行きます。成果は2019年9月の日本ロボット学会で発表されました。