生産科学科
植物基礎系
植物の生理現象を分子レベルで理解し、バイオインフォマティクスやゲノム育種の利用により有用な新品種野菜を創出します。また、植物病害の原因微生物の挙動や害虫の行動に関する研究を通して、環境に配慮した新たな病害虫防除法を開発します。
植物育種学分野
バイオインフォマティクス技術を用いて育種上の有用な遺伝子を迅速に同定する技術の開発を行います。また、実際に同定した有用遺伝子を用いてDNAマーカー利用選抜等による迅速な新品種の開発を目指します。
植物分子生理学分野
植物の細胞分裂の制御機構を分子レベルで解明します。また、植物の花成制御について分子メカニズムを理解し、開花時期を自在にコントロールする分子育種を目指します。
応用昆虫学分野
人間生活に悪影響を及ぼす多様な害虫の生理生態の解明により、新しい防除技術や製品の開発を目指した研究を行います。また、昆虫のほとんどを占める害虫でも益虫でもない虫の役割を理解し、都市や農業生態系での共存のための研究を行います。
植物病理学分野
病原微生物による植物寄生のしくみを分子・遺伝子レベルで理解し、植物の病気の発生メカニズムを解明します。さらに、農作物被害を軽減するために病気になりにくい農作物の創出や新しい病害防除技術の確立を目指した研究を行います。