生物資源環境学部

Bioresources and Environmental Sciences

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環境科学科

カリキュラム

専門科目(固有)

環境科学英語(必修)

環境科学や環境問題に関する包括的な話題を英語の文章で学び、英文の情報を抵抗感なく取得し、使う能力を身につけることを目的とする。講義では教科書とともに、学術誌に掲載された環境に関わる論説や環境問題に関わる科学ニュースなどを発展的な教材として用いる。毎回の小テストと期末テストで英文和訳を課し、さらに教材などを題材としたレポートを課す。

緑地環境学

緑地には、農地や林地、草地、湿地、公園、水辺、藻場など、さまざまなタイプがあり、それぞれが多様な機能(食料生産や水質・大気の浄化、気候変動の緩和、レジャーや健康福祉、景観保全、防災・減災、生物の生息場など)を持っている。本講義では、緑地環境が有する多様な機能とそれらが私たちの暮らしや経済、歴史・文化に大きく関わっていることを知るとともに、グループディスカッションなどを通じて、緑地環境の恵みを将来にわたって享受していくための知識や技術(緑化、造園、希少種保全)、考え方(計画、制度、ステークホルダー)に関する理解を深めることを学習目標とする。

大気環境学

大気現象には、身近なものから地球全体にわたるものまで様々な空間的規模のものが存在し、それらが互いに関連している。また、海洋や生物(人間も含む)など外部要因との相互作用も大きく影響している。そして、それは気候変化や大気汚染などいわゆる環境問題に限られたことではなく、元来の姿においても当てはまる。このような視点を持つことは、大気環境に関わる専門分野(教職を含む)に進む者はもちろん、一般社会において様々な分野で活動する者にとっても求められる時代となっている。本科目では、地球大気の現状と歴史をも踏まえながら種々のテーマについて論ずる。

水文学

水は、食糧生産・人間生活にとって必要不可欠であるばかりでなく、その循環(水循環)を通して私たちの生活および環境と大きな関わりを持っている。本講義では、水循環に関わる自然現象を科学的に正しく理解する知識と、それを応用できる能力(計画・技術)の育成を第一目標とする。さらに、水循環という自然現象を理解した上で、様々な人間活動(技術)が水環境に及ぼす影響を正しく理解することを学習目標とする。

植物生態学

植物の特徴である独立栄養、固着性、モジュール性などに注目しながら、植物が生息環境にいかに適応してきたのかという観点から考える。講義前半は固着性の植物がさまざまな環境下で子孫を残すためにどのような戦略を進化させてきたのか、特に花と送粉者、果実と種子散布者の相互作用について、最近の研究動向とともに理解することを目的とする。後半は陸上植物の分布とそれを規定する非生物的環境要因の関係、植物が生態系の中でどのような役割を果たしているかを理解することを目的とし、特に森林生態学に関連した内容を扱う。

動物生態学

哺乳類の身体の基本構造と生理について理解した上で、個体の生死、繁殖、生活、集団としての振る舞い、環境との関係に関する研究の基本概念と方法論について理解する。

微生物生態学

目に見えない微生物のはたらきは、学習しなければ知ることはできない。動植物を含む生態系における微生物の役割や、地球環境や生活環境に関わる微生物の作用を身近な視点から解説し、環境科学を学ぶ上で必要な微生物生態の知識を得ることを目的とする。また、現在起きている微生物が関与する環境問題、微生物を利用した環境関連技術、微生物を扱うための研究方法を学ぶことを通して、様々な事象を微生物学的な観点から考察することができるようになることも目的とする。

野生動物管理学

野生動物管理について、生態学的手法を主とした基本的な考え方を理解する。特に、近年深刻な野生動物をめぐる諸問題について北陸の事例も含めて概要を把握し、対処するための方法を考える。

生産環境創造学

生産環境創造系では、環境に配慮した農業生産基盤の整備・保全・管理と水利用を考究し、自然と人が共存する持続可能な生産基盤形成のための研究を行っている。本科目では、生産環境創造系が取り組む、具体的な研究事例の過去・現在・未来を講義題材として取り上げる。農業生産基盤を取り巻く諸問題を学びつつ、持続可能な生産基盤づくりへの思索を深めるための基礎を身につける。

灌漑排水学

農地における水の管理は、効率的な農業生産にとって最も重要な事項の一つである。本講義では、水田および畑における水の管理、すなわち灌漑と排水のための理論および計画・設計について学ぶ。併せて、我が国における灌漑排水技術の特徴と世界の灌漑農業との違いを知るとともに、農地における水の管理が自然環境や生態系と大きく関わっていることを理解する。

施設工学

ダム、頭首工、ポンプ場、水路などの農業水利施設は、持続的な農業生産による食料の安定供給だけでなく、国土保全や環境保全などの多面的機能を発揮することにより国民の暮らしを支えている。本講義ではダム、頭首工、ポンプ場、水路などの農業水利施設の役割と特徴、設計・施工方法、および環境との調和に配慮した設計・施工の基本事項について理解することを学習目標とする。

水利システム学

時空間的に遍在する限られた資源である水資源を、水利システムによって我々は利用することが可能となっている。本講義では、水利システムによりもたらされる様々な恩恵や、その水利システムの機能と水理設計について学習する。

農村計画学

農山村地域は農業生産空間であるとともに、国民の4割近くが住んでいる居住空間であるため、農村社会の秩序を形成する農村計画は極めて重要である。豊かで美しい自然環境を保全し、活力と魅力にあふれる居住環境を創出するために必要な計画策定に関わる理論・法制度・計画手法について、社会科学的視点から学習する。

水資源利用学

水文学および水環境学などに関する基本的な事項を発展させ、環境技術者、研究者に必要とされる「水」に関する知識を身につけることを目指す。河川工学に基づいた治水・利水、流域管理に関する基本的事項、水文データを統計的に処理する手法、リモートセンシングを活用した水文・水資源解析などについて学習する。また、森林の持つ洪水・渇水緩和機能、積雪融雪のプロセス、地下水流動と水資源、さらには、気候変動が水環境に及ぼす影響などについて理解することを目標とする。

応用生態工学

応用生態工学は、人と生物との共存、生物多様性の保全、健全な生態系の持続を図るために、生態学と土木工学との境界領域において、新たな理論・知識・技術体系の展開を図る学問である。本講義では河川、水路、水田から成る水系ネットワークやため池、湖沼、道路、都市、林地において展開している生態系配慮の考え方とその技術を数多くの事例にもとづいて解説する。

景観生態学

「景観生態学」は、「景観」という空間の諸特性を、様々なスケール、様々な視点から階層的に解明していこうとする学際的な学問である。具体的には自然域から都市域まで、景観の構造と機能、それらの変化過程、景観の構造を創出する生態的・社会的プロセス、さらに人間活動が景観構造や生態的機能にどのような影響を与え、それらを変化させるのかを明らかにする。そして自然と調和した社会を創造するために必要な地域計画や土地利用施策、エコロジカル・プランニングに資するための科学的基礎を習得する。

生物多様性学

生物資源利用、環境保全の意義、原則を考え、理解するための基礎科目として開講する。私たちは、地域環境に息づく多様な生物と共生することによって、日常生活や生産活動を持続的に営むことができる。本講義では、身近な生物の分類を通じて生物多様性の理解を深め、地域環境を支える生物の働きを把握し、適切な保全管理法や活用法を学ぶことを目的とする。

土壌物理学

地表付近の土の中は、太陽エネルギーを原動力にして、熱や物質が絶え間なく流れている。その流れは、土の中の環境を形成し、自然界で生じるさまざまな現象と関わっている。本科目では、土の中の熱・物質の動態を把握するための基礎を学び、最新の研究事例を通じて、土壌物理分野の応用面を学ぶ。

水理学

水理学は、静止または運動する水の物理学的な挙動を研究する学問であり、環境科学科の基礎科目の一つである。本講義では静水力学、ベルヌーイの定理、管水路と開水路の流れなどについての理論と計算方法を学ぶ。

応用数学

専門科目に必要な応用数学の一つである常微分方程式の意義を理解する。自然現象の理解に微分方程式は不可欠な数学である。その微分方程式のうち、基本となる常微分方程式の解法を線形方程式を中心に解説する。それにより、常微分方程式の解法の考え方を身につけることを目指す。

応用力学

応用力学は各種土木構造物の設計に必要な科目であり、土木材料学や施設工学を学ぶための基礎科目の一つである。本講義では、力のつり合いや、構造部材の断面形状が持つ性質を理解したうえで、外力によって構造部材に生じる断面力や変形量の計算方法を習得し、土木構造物の基礎的な設計理論を理解することを学習目標とする。

土質力学

私たちの生活基盤(家、道路、堤防など)の基礎という視点で、土に関する知識を広げていく。このため、まず地形・地層の成り立ちについて学び、地盤の成因を把握する。そして、土の力学的性質に関する知識を習得し、演習問題を解くことでその知識を深める。土の力学的性質と地盤災害との関連性を学び、地盤改良や地盤防災を理解する。

環境マネジメント論

我々が利用し、保全することで恩恵を受ける環境の姿を知り、学び、調査し、評価するという一連のプロセスについて基本的な内容を習得する。そして、現在社会的に議論される環境問題の本質について理解をするとともに、地域や企業が環境保全に取り組むことの意義や注意点を学習する。

土木材料学

ダム、頭首工、水路等の土木構造物の建設に用いられる各種土木材料の性質や利用方法について理解することを目的とする。また、コンクリートの練り混ぜ実習や強度試験実習を行うことにより、コンクリートの製造工程や構成材料の性質について理解することを学習目標とする。

地域情報プログラミング

データ解析の技術は、自然環境から社会経済まで、あらゆる分野で必要とされている。例えば自然現象は、様々な要素が互いに影響しあっており、これらの関係性をデータに基づき客観的に評価し、ひも解いていく必要がある。本講義では、統計解析用のプログラミングソフトであるR言語を使って、データをわかりやすく可視化し、統計学的に分析し、論理的に結論を導く技術を習得するともに、一連のデータ分析を通じ、科学的思考力や情報分析力、客観的判断力の涵養を目標とする。

環境経済学

環境問題を解決するためには環境問題が起こる原因や環境と経済システムの関係を理解する必要がある。本講義では、まず経済的な視点から環境問題が発生するメカニズムとこれまでに実施された環境政策の理論を学ぶ。さらに、多くの課題を有する廃棄物や地球温暖化問題、生物多様性など現実の問題のポイントを理解し、解決策を考える。

環境関連法規

自然環境の保全と修復を図り人と自然が共生しうる環境を実現することにより、安全で潤いのある地域社会を構築するため、自然環境の保護・保全、復元、創出の理念や、それにかかわる関連法規の仕組みと概要を講述する。

実験・実習等

環境基礎実験

水・土壌・大気の実試料を対象として、化学分析を中心とした環境調査の基礎的な実験・観測技術を習得するとともに、レポート作成・プレゼンテーションを通じて、実験結果を判断し考察・報告する姿勢を身につける。

生態学実験実習

植物、動物、微生物の観察方法や調査方法を体得する。樹林地、田園地帯、陸上、水中など異なる環境における生物の種多様性の違いや変化の測定、さらには分子生物学的手法による遺伝的多様性の解析を行う。各実験実習で得られたデータを解析し、レポートを作成するとともに、調査結果についてのプレゼンテーションを行う。実験実習は班単位で行い、プレゼンテーションも班で行うが、レポートは個人提出とする。

地形情報処理実習Ⅰ

地形情報処理の講義で触れた測量の知識を活用し、基礎的な測量方法や機器の操作方法、及び地形情報データの正確・迅速な処理に習熟してもらうため、野外や室内において実習を行う。

地形情報処理実習Ⅱ

環境をマネジメントするためには、様々な空間スケールで自然情報や社会情報を総合的に解析する地理情報システム(GIS)は不可欠なツールである。本実習ではGISの概念、データ形式を理解するとともに、空間解析法そしてリモートセンシングなどを用いて様々な環境解析を事例としながら実習を行ってゆく。なおGISソフトとして最も汎用性が高いESRI社のArcGIS10.1を用いながら実習を進める。

土質・土壌物理実験

土壌物理学、土質力学で学んだ土の物理的・力学的性質について、実験を通してさらに理解を深める。未撹乱土壌試料あるいは実際の(圃場における)土壌の不均一性、異方性を理解する。

水理学実験

水理学で学んだ水理現象を、実際に観察、測定することによって理解を深めるとともに、水深、流速、流量などの水理諸量の計測方法の修得を目標とする。

環境工学演習

農地環境の整備・保全・水利施設の設計方法、水資源の利用、生態系の修復工法、地域環境計画と環境マネジメントなどにかかわる諸問題を解決するための技術・技法を習得させるとともに、講義で習得した知識を活用して課題の整理と対応策を考えさせる。

環境科学フィールド体験実習

環境科学の専門教育への興味と関心を高めることを目的として、地域の環境に関わるトピックスについて事前学習を行った上で、実際にそのフィールドを訪れ、実際の環境問題について自ら観察・体験することにより環境への理解を深める。

学外環境関連実習

実際に環境の整備・管理・保全・修復等を行っている事業現場において、調査・計画・施行等に関わる作業を実体験することによって、学内での講義・実験実習で得られた知識の応用と社会的意義を理解するとともに、環境科学に関する新たな課題発見を図ることを狙いとする。

環境科学演習Ⅰ

卒業研究の課題を決定する上で必要な知識や技術を修得するために、卒業研究の指導教員から演習形式で指導を受ける。

環境科学演習Ⅱ

卒業研究の課題を決定する上で必要な知識や技術を修得するために、卒業研究の指導教員から演習形式で指導を受ける。

卒業研究(必修)

 

専門科目(共通科目)

生物資源環境学概論(必修)

人と自然との共生・共存を図るためには、バイオテクノロジーなどの先端技術を活用した、生物生産、食品の加工と利用及び、生物が持つ自然環境保全機能を活用した環境の保全と整備などについての研究が必要であることを理解し、これらの分野への関心を高めるとともに、専門科目履修への予備知識を与えることを狙いとする。

石川の自然と農林水産業

石川県の農林水産業各分野の現状と将来について、自然、歴史、気候的特徴などと関連させて概説し、いかに農林水産業が地域の特徴に根ざしたものであるかを紹介する。生物資源環境学の学問分野がそれぞれの地域から出発し、グローバルに展開してゆくものであることを理解するケーススタデイとして位置づけ、本学で学ぶことの動機付けとする。

生物統計学

実験・調査の計画・データの採取・要約・解析と、日常の研究などの順序にそって、基礎的な統計的手法とその適用限界について説明する。主に正規変数について講義する。

応用気象学

(食品科学科を除く)
あらゆる生産活動や日常生活は、多かれ少なかれ現場の気象条件に左右されている。本科目では、気象学の入門編として地球大気に関する基本的な知識を概説した後、応用編として気象に関する知識や気象情報を有効に活用するための手法や考え方を講義する。

環境倫理学

環境問題の目標や理念、課題について理解し、現在の地球環境問題を環境倫理の視点で解説する。自然保護や生態系の保全の意義を考えつつ、我々が今後環境問題に個人レベルで、あるいは社会レベルでどのように対処すればよいのかという点について考える。

栽培学概論

世界規模での地球温暖化や環境汚染により、農作物の生産を取り巻く状況は、様々な課題を抱えている。そこで、科学的知見に基づき農業が環境負荷に及ぼす影響を考察し、環境保全を推進のための様々な栽培技術や実践普及・啓蒙例を学ぶことによって、新たな農作物の生産や政策提言につながる学習をする。

廃棄物・資源循環論

わが国の廃棄物処理について、現状を踏まえつつ廃棄物の管理体系、廃棄物の発生量と組成、収集・運搬、破砕、焼却処理、埋立処分の各プロセスを解説する。さらに、持続可能な社会の構築に向けた資源リサイクルについて、その概念と具体法案について説明する。

遺伝学概論

遺伝子の本体と働きなどの生命科学の基礎知識は自然科学の基盤としてだけでなく、今日では人文科学や社会科学など全ての学問分野、さらには私たちの生活とも深い関わりを持っている。そこで本講義では、植物細胞工学、植物遺伝学、植物栄養学等、様々な専門科目の基礎となる遺伝学一般について、生命科学の基礎知識から理解することを学習目標とする。

植物生理学Ⅰ

最新の知見をおりまぜ植物の持つ特有の機能を細胞学・生化学・分子生物学的に概説することにより、植物についての理解と興味を深めることを目的とする。

生態学概論

地球環境問題の理解には、生態学な知識が不可欠である。本講義では、生態学の基礎概念を解説し、生物と環境、進化、生物間相互作用、生物群集、生物多様性など、生態学的な考え方の理解を目指す。また、教科書の内容だけではなく、それぞれのトピックスに関連した最新の研究成果なども紹介する。

微生物学概論

微生物は広く自然界に棲息し、その生命活動は、地球環境の維持や農業生産に大きく寄与している。また、人の健康や病気にも大きく関わり、食品生産や工業生産の上でも、重要な役割を果たしている。また、微生物は分子生物学及びその応用技術であるバイオテクノロジーの発展に欠かせない研究材料でもある。本講義では、微生物の生物学的な全体像を、分子レベルの解析結果から概観し、それとともに、人の生活と密接に関連する微生物について、個々の例を挙げて概説する。さらに、実用化された物質生産の例や研究開発に関するホットな話題にも触れながら、微生物を用いた研究の面白さについて伝えたい。

生物工学概論

(環境科学科を除く)
食品製造・加工、医薬品製造、化成品の原料生産、環境保全などの生物工学の適用分野について概観し、生物生産に関連した生物工学の基礎、および生産プロセス構築のための考え方について学ぶ。プロセスは、その上流にあり生細胞、酵素、固定化酵素などの生体触媒を用いる物質変換工程と、下流にあり生産物の分離・精製などを行う単位操作よりなっており、それらについて基礎と設計方法の理解を深める。

分子生物学概論

分子生物学は、生物の特性である生命活動の普遍性と多様性を分子レベルで説明しようとする学問であり、先端(モダン)バイオテクノロジーを支える学問領域でもある。本講義により、分子生物学の基本的な専門的知識を習得していく。さらに、分子生物学が生まれた歴史的背景、分子生物学に基礎をおいた生物の分類、生命を取り巻く環境、及び生物の多様化の原因である進化について概説する。最後に、先端バイオテクノロジー研究の実例を紹介する。受講者は、この講義を履修することによって、生物を分子生物学的に説明しようとする経験をすることになり、また、バイオテクノロジーが新たな産業化への可能性を持つことを実感できるようになります。

生化学概論

農学系を学ぶ大学生にとって、生化学は必須の学問分野であり、生物の成り立ちを分子レベルで学ぶとともに、エネルギー代謝の多様性を理解し身につけることは、これから専門科目を学ぶ上での基礎知識となる。また、生化学は、医薬のみならず歯磨き粉などの日用品、発酵食品、様々な農作物生産等にも応用されている身近な学問でもある。以上のことから、本講義では、様々な生体物質の性質を学ぶとともに、原核生物から真核生物まで、生物が共通に持つエネルギー獲得のシステム、さらには真核生物特有の代謝系を理解することを目標とする。

農場実習A(選択必修)

安全で高品質な農畜産物を効率的に生産するための、生産管理と産業動物の飼育管理を作業体験学習する。

農場実習B(選択必修)

(環境科学科を除く)
安全で高品質な農畜産物を効率的に生産するための、生産管理と産業動物の飼育管理を作業体験学習する。

ゲノム分析基礎実習

(環境科学科を除く)
遺伝子やゲノムの分析は、生物学の基礎分野のみならず、医療分野や食品分野において必須の技術となっている。本実習では、ゲノム分析の実験技術について、原理を学びながら習得する。この実習により、ゲノム分析に必要かつ基本的な知識ならびに技術を身につけることを目標とする。

地域農業農村実習

過疎化や高齢化の進展、耕作放棄の増大等を抱える農林漁村の実態を地域住民との交流を通じて体験・学習させ、過疎地域の農業・農村が直面する問題の意識づけを行う。

生物資源環境学社会生活論(必修)

いよいよ高校生活とは異なる学習や日常生活など、大学での新しい生活が始まります。そして4年後、社会人として就職、あるいは大学院進学を目指す諸君には、専門的な知識や技術の習得だけでなく、課題発見・解決能力やコミュニケーション能力、あるいは協調性などいわゆる「社会人」として備えるべき力の修得が求められています。この授業では、大学での生活に必要な基礎的事項を学ぶとともに、上級生や社会で活躍する方々の話を聞くことによって、将来の進路を考える第一歩とします。

土壌環境学

(食品科学科を除く)
土壌は地球を構成するサブシステム(構成要素)として一翼を担っており、大気圏や水圏など他のサブシステムと強く相互作用することで地球の恒常性に大きく貢献し、さらに、我々の食糧生産の基盤としても機能している。本講義では土壌を構成する無機物(一次鉱物、二次鉱物)、有機物、生物(動物、微生物)の種類や機能など土壌学に関する知識を修得した後、植物の必須元素が土壌中で保持され植物に持続的に供給されるメカニズムや土壌劣化の対策・修復技術について理解を深め、土壌について幅広く考える機会を設けることを目的とする。

腸内細菌共生機構学

ヒトの大腸腸管内には一人当たり100兆個と言われるほどの腸内細菌が生息する。その重量は一人当たり1キログラムを越え、100種類以上にものぼる。近年、腸内細菌が肥満・糖尿病・自閉症などの様々な疾患に重要な影響を及ぼしていることが明らかとなり、腸内細菌は「もう一つの臓器」としてとらえられ始めている。この授業では、腸内細菌とヒトとの共生関係について基本的な事柄から丁寧に解説する。前回の授業の理解度を測る小テストを毎回行い、小テストの成績を全体の成績評価に反映する。また、いくつかのWebシステムを駆使して アクティブラーニングを行う。


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