2026年10月3日、本学緑地環境学研究室の上野裕介准教授が、石川県PTA連合会の地区別研究指定発表会(かほく市PTA大会と併催)に招かれ、地域にも開かれたかほく市立河北台中学校の講堂で、「里山を学びの基盤に―子どもの気づきや驚きを、みんなで育む―」と題して基調講演を行いました。県内の小中学校のPTA役員や教職員など約250名が集まり、地域ぐるみで子どもの学びを支えようとする熱気にあふれていました。
講演では、AIが何でも答えてくれる時代だからこそ、自分の目で見て驚き、問いを立てる経験が学びの土台になることを、身近な生きものの例や国内外の研究成果をもとに紹介しました。あわせて、子どもに自然体験をさせたいと願う保護者は多い一方で、家庭だけでは機会をつくりにくい現状を示し、学校・PTA・地域が連携して体験の入口をつくることを提案しました。その入口の例として、市民参加型の生きもの調査や能登でのトキ野生復帰、本学の学生が地域で活動するポケゼミさとやま応援隊の取り組みも紹介しました。
会場では、参加者が子どものころの自然体験を思い出して語り合うミニワークも行いました。最後に、明日からできる一歩として、観点を一つに絞って10分だけ子どもと身近な自然を見てみることを提案し、「親は先生でなくていい。子どもと一緒に体験し、驚いてください。」と呼びかけました。



