石川県立大発ベンチャー 環境微生物研究所(株)の「新規メタン発酵システムによる植物バイオマスのエネルギー変換事業」が令和５年度の北國銀行産業振興財団助成事業として採択されました。助成金の贈呈式は１２月５日に石川県立大学で行われ、生物資源工学研究所 馬場保徳講師(石川県立大発ベンチャー 環境微生物研究所(株)代表取締役社長)に目録が贈呈されました。この事業では、農作物残さからメタンガスと電気を生産する新規メタン発酵システムを開発し、事業化に向けて、県内スーパーマーケットで廃棄された野菜クズをエネルギー変換する実証実験を行います。平常時は野菜クズの処理に伴う廃棄費用を削減させ、災害時には野菜クズからガスと電気を生産し、炊き出しや携帯電話を充電できる防災拠点になることを目指しています。
　なお、一般財団法人 北國銀行産業振興財団の助成は、北陸三県の産業の開発並びに振興のため行われています。