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県内の小学生に再生可能エネルギーで炊き出しを行う防災体験講座を実施しました
2021年3月15日
東日本大震災から10年となる今年,サイエンスヒルズこまつ(石川県小松市)において,防災をテーマに1月から全5回の講座が開かれました。最終回となる3月7日に,本学生物資源工学研究所の馬場保徳講師が,県内の小学生に向けて体験教室を実施しました。体験教室では,講師自身が東北大学在学時に被災生活を送った状況をお話し,そのときの経験を踏まえ,被災時でも身の回りにある雑草などの植物から,エネルギーとなるバイオガス(メタンガス)を微生物の働きにより作る研究を紹介しました。講座の最後には,実際のメタンガスにより,鍋の中のおしるこを温めていただくことで,参加者全員に炊き出しを体験していただきました。講座を通して,東北の復旧・復興および今後の災害に向けた防災技術の大切さを伝え,参加した小学生からは「震災を経験したことがないけれど,防災が大切であることがわかった」「微生物はすごい力をもっていることがわかった」と感想がよせられました。
サイエンスヒルズこまつホームページ(今回のイベント情報の詳細が記載されています)
https://science-hills-komatsu.jp/wp/event/24906/
北陸中日新聞 2021年3月9日朝刊(当日の様子が紹介されています)