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研究トピック

亜鉛欠乏が大腸炎を悪化させる新たな仕組みを解明

2020年1月17日

 石川県立大学准教授 東村泰希および京都府立医科大学准教授 髙木智久,同准教授 内藤裕二,同教授 伊藤義人らの研究グループは,亜鉛欠乏による大腸炎増悪メカニズムを解明しました.本件に関する研究論文が,科学雑誌『Journal of Crohn’s and Colitis』に掲載されましたのでお知らせします.
 必須微量元素である亜鉛は生体の免疫応答に深く関与しています.これまでの臨床的な知見として,炎症性腸疾患の罹患者,特にクローン病患者の血中亜鉛濃度は健常者に比べ低値を示すことが知られています.しかし,血中亜鉛濃度の低下に伴う腸管炎症病態への影響に関しては不明な点が多く,その詳細は明らかになっていませんでした.本研究グループは,腸粘膜固有層に存在する免疫細胞の機能に注目し,マウスを用いた実験から,亜鉛欠乏に伴い特定の免疫細胞の機能が変化することで大腸炎の増悪が生じることを見出し,またその作用メカニズムを明らかにしました.
 本研究は日本学術振興会(科研費)および国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の研究助成によって行われました.
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論文情報:
<論文タイトル>Zinc deficiency activates IL-23/Th17 axis to aggravate experimental colitis in mice.
<論文著者>Higashimura Yasuki, Takagi Tomohisa, Naito Yuji, Uchiyama Kazuhiko, Mizushima Katsura, Tanaka Makoto, Hamaguchi Masahide, Itoh Yoshito
<雑誌>Journal of Crohn’s and Colitis, doi: 10.1093/ecco-jcc/jjz193


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