- 研究トピックス
石川県農林水産業基幹技術開発トライアル事業に採択されました
2019年12月27日
石川県立大学環境科学科の百瀬年彦准教授は、金沢市の松村物産様と共同で「農林水産業基幹技術開発トライアル事業」(注)に「ヒートパイプで地中の冷熱を利用できる装置の開発による、トマトの根の適温維持(冷却)」の研究課題で応募、採択され、12月12日に県庁において採択決定通知書の交付を受けました。本研究の実施により、地下水のない場所でも地中の根を適温に保つことができるようになり、夏季のトマト生産量の低下を防ぎ、生産者の増収につながることが期待されます。
本研究課題では、地下水の代わりとなるヒートパイプを利用した地温の冷却装置を開発することで、トマトの地中の根を適温に保ち、夏季のトマト生産量の低下を防ぐことで、生産者の増収を目指しています。
(注)石川県、(公財)いしかわ農業総合支援機構は、農林水産業の生産性向上につながる技術の研究・開発に対し、(株)小松製作所、(株)北國銀行から資金提供の申し出を受け、「農林水産業基幹技術開発トライアル事業」を創設し、支援しています。