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白山市のイノシシ防護柵設置ボランティアに参加しました
2013年7月19日
石川県ではここ10年間でイノシシの被害が増加傾向にあり、加賀地方を中心に被害が多発しています。中でも、過疎高齢化の著しい中山間地域では防護柵設置等の農地管理に手が行き届いていないことから、被害が発生しやすい環境にあります。その現状を少しでも多くの人に理解してもらうことを目的として、2013年7月14日、石川県白山市河原山町にて白山自然保護センター主催の白山麓里山・奥山ワーキング第2回『サクッとイノシシ防止隊』が開催され、石川県立大生・院生合わせて10名が参加しました。
はじめに、電気柵や金網柵を河原山町の方々と協力して設置しました(写真‐1)。環境科学科大学院1年生は「農作業経験はあっても、農地周辺の整備作業をしたことはないので、貴重な経験ができました」と充実した様子でした。お昼にはイノシシ鍋が振舞われ(写真‐2)、石川県の獣害の現状についての話を聞きながら、美味しくいただきました。この活動を通じて農村環境の現状や歴史、獣害について体験した環境科学科3年生は「机上の勉強だけでは学べない事を学べて、とても良い経験になりました」と感想を述べていました。この活動を契機に地域交流に発展させたいと思います。
写真‐1 地域住民と協力して防護柵を設置している様子 写真‐2 お昼に振舞われたイノシシ鍋