能登半島地震による大規模な崩壊地は、今もなお裸地のままで、雨が降るたびに土砂が流出し、里川や海の生態系に大きな影響を与えています。健全な里山を取り戻すため、石川県立大学では、能登地域の自然林で種を集め、苗を育て、崩壊地に植える活動をスタートさせました。11月1日(土)能登空港に近い能登健康の森で、県立大学生・地域住民そして行政職員(林野庁・石川県)18名が力を合わせ種子採集と苗床づくりを行いました。
現地ではコナラ・カエデ類などを中心として約10種類の種子を採集することができました(写真‐1,2)。そして採集した種子はHouseアスナロで精選と計量を行い(写真‐3)、ポット苗に種子を埋め込みました(写真‐4)。この苗を少し大きく育て、そして崩壊地に植樹する予定です。
次年度以降もこうした取り組みを継続し、より多くの方々の参加により、能登半島の緑がよみがえることを目指します。



