- 地域貢献
能登の高校生を対象に土砂災害の講義と実習を行いました
2024年9月19日
令和6年の能登半島地震では、奥能登地域を中心に大規模な山崩れや地すべりが多数発生し、大きな被害をもたらしました。その実態とメカニズムを地域に広く知っていただく試みとして、七尾高校の探求活動と連携して、9月14日(土)、講義とフィールド実習を行いました。七尾高校・輪島高校から17名、引率教員と合わせて21名の参加がありました。
午前中は、のと里山空港ビル内にある、大学コンソーシアム石川能登分室を利用して、環境科学科の大丸教授が地すべりの地形とメカニズム、そして地域とのかかわりについて講義を行いました。午後は輪島市街地の南方、市ノ瀬地区で発生した大規模地すべりの発生現場を訪れ、国土交通省能登復興事務所担当者と大丸教授から、市ノ瀬地すべりの概要と川が土砂によってせき止められた土砂ダムの対策について説明を受けました。高校生達は地震によって引き起こされた大規模地すべりを目の前にして、そのスケールに大きさに驚いた様子でした。