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腸を起点とした抗酸化シグナルで寿命延伸:ユーグレナがつくる“パラミロン”の力

2026年1月30日
  • 食品科学科

腸は全身の健康維持に深く関わる重要な器官であり、腸のはたらきに着目した健康増進が注目されています。本学食品科学科・食品生化学研究室(東村泰希准教授)は、株式会社神鋼環境ソリューションや京都府立医科大学、川崎医療福祉大学などとの共同研究において、ユーグレナ・グラシリスEOD-1株由来の不溶性β–グルカン「パラミロン(PM)」が腸を介して寿命に及ぼす影響を解析しました。モデル生物である線虫C. elegansを用いた研究の結果、PM摂取により平均寿命が延長し、運動能力の維持や加齢に伴うリポフスチン(老化に関係する物質)蓄積の抑制が確認されました。さらに、腸管で発現するβ-グルカン受容体遺伝子clec-196を起点として、抗酸化遺伝子群の発現が上昇し過酸化水素の蓄積が抑制されることが明らかになりました。本成果はScientific Reports誌(15, 42202, 2025年)に掲載されました。本学では産学官連携による食品科学研究を通じ、新たな健康価値の創出に取り組んでいます。

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図1
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