- 生産科学科
イネがマグネシウム濃度を維持するしくみの手がかりが見つかる
2023年2月22日
東京大学の小林奈通子准教授らは、本学高木宏樹准教授(生産科学科)との共同研究により,植物の根や葉がマグネシウムを獲得し維持するのに必須なタンパク質OsRZF1を発見しました。これまで、植物中のマグネシウム濃度を維持する仕組みは不明でした。研究チームは、このタンパク質がDNAなどの核酸と結合し、マグネシウム濃度の維持に関与していることを明らかにしました。この発見において高木宏樹准教授は、次世代シーケンサーを用いた遺伝解析手法であるMutMap+法を駆使してOsRZF1変異体の解析に貢献しました。
今後、OsRZF1の働きを解明することで、マグネシウムが欠乏している農地での農業やマグネシウム肥料が少ない農業の実現に貢献すると考えられます。
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