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Teaching Staff

石川県立大学 > 教員情報 > 油糧酵母を用いて褐藻から油脂への新しい炭素の流れを創造するための基盤研究

研究テーマ:河井 重幸

油糧酵母を用いて褐藻から油脂への新しい炭素の流れを創造するための基盤研究

(背景)油脂はバイオディーゼル燃料、ジェット燃料、および食品の原料です。テルペノイドは植物に微量含まれる生理活性成分です。なお、バイオリファイナリーとは再生可能資源であるバイオマスを原料にバイオ燃料や樹脂などを製造するプラントや技術のことです。今後増大し続ける油脂への需要を満たすために、私たちは「微生物による」「海洋バイオマスを原料とした」油脂生産を提案しています。併せて、蓄積されたノウハウを活かした、テルペノイド(タンシノンズ:丹参由来生理活性テルペノイド、多様な機能を示す)の高生産も図ります。
(内容)油脂蓄積酵母(油をため込むユニークな酵母)へのアルギン酸(DEH)、マンニトール資化能の付与による、海洋バイオマス(海藻:褐藻)原料からの油脂生産系の構築(テーマ①)、併せて油脂蓄積酵母の特異な代謝系を利用したタンシノンズの高生産系の確立(テーマ③)を目指します。具体的には、ゲノム編集技術も駆使した合成生物学的な手法により油脂蓄積微生物の代謝工学を実施します。
(意義)畑ではなく、微生物培養により油脂を生産する技術を目指します。バイオディーゼル燃料やジェット燃料への需要は今後益々増大すると予想されるので、本研究成果は、パーム油の生産面積の増大に伴う環境破壊等の問題解決にも貢献し、持続可能な燃料生産方法を提供します。また、抗結核菌作用などの機能が示唆されているタンシノンズ大量生産系ができれば、タンシノンズの更なる薬理及び機能解明、新規抗結核剤の開発、タンシノンズの構造機能相関研究への発展等が期待されます。

キーワード:微生物、海洋バイオマス、海藻、褐藻、アルギン酸、代謝工学、ゲノム編集、バイオテクノロジー、合成生物学、持続可能社会、ヒメハマトビムシ、腸内菌叢

 


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