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新型コロナウイルスのアクセサリータンパク質ORF8大量合成に成功

2021年1月7日

 生物資源工学研究所の森正之准教授と今村智弘特任講師が中心となり、食品科学科の東村泰希准教授と北陸先端科学技術大学院大学と共同で、独自に開発したタンパク質大量合成システムを用いて新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のアクセサリータンパク質ORF8を均一かつ大量に合成することに成功しました。本研究成果は、Plant Cell Reports誌にオンライン掲載されました。
 SARS-CoV-2が生産するアクセサリータンパク質ORF8はSARS-CoV-2に特徴的なタンパク質であり、重症化に関与していることが示唆されております。そのためORF8タンパク質の機能解明は、新型コロナ感染症の治療につながると考えられております。我々は、すでにタバコ培養細胞を用いた独自のタンパク質大量合成システムを構築しております。そこで、このシステムを用いて均一な立体構造を持ったORF8タンパク質の大量合成を試みました。その結果、培養液1Lあたり約10 mgのOFR8タンパク質の合成に成功しました。本研究によって生産されたORF8タンパク質を用いることで、ORF8タンパク質の機能解明および、ORF8タンパク質をターゲットとした治療薬の開発が期待できます。

研究の詳細:プレスリリース資料

(A)植物ウイルスを利用したORF8タンパク質生産システムの概要(B)タバコ培養細胞(BY-2細胞)、(C)培養液中に分泌されたORF8タンパク質、矢じり:ORF8タンパク質、M:分子量マーカー、(D)生産したORF8タンパク質の二次元NMRスペクトル


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