教職課程での学び
取得中の先輩たち

中学・高校の理科免許をとります
生産科学科1年 中尾 詩乃
名古屋市立菊里高等学校 出身
教職科目は、授業のやり方や生徒とのコミュニケーションのとり方といった実践に近いものばかりと思っていましたが、1年生では、教育心理学や教育原理などの理論科目が中心です。教育心理学では、人間が発達するにつれて変化する思考や行動について学んだことが印象に残っています。教育原理では、日本の戦前から戦後にかけての学校や教育内容の変化について学んだことが印象に残っています。人間も教育のあり方も様々なので、このような理論的な学びが必要なのだと思います。実践までの道のりは長いですが、初志貫徹、がんばります!

生徒の科学的な好奇心をくすぐる、そんな理科教員を目指します
環境科学科2年 小谷 俊輔
小松市立高等学校 出身
2年生になると教職関連の授業が増えました。特に印象に残っているのは、前期に受講した理科教育法です。学習指導案の書き方、授業展開の方法について学びました。中学校の理科の教科書から好きな単元を選び、初めての学習指導案作り・授業実践にとりくみました。
このような実践力を伸ばす授業だけではなく、教員としての思考力につながる理論的な授業も受講します。教育制度論では、ヨーロッパ、アメリカ、アジアの教育制度を学び、比較しながらそれぞれの国のもつ特色や問題点について考えたりしました。
卒業生から

新家 彩子
生産科学科卒業3期生
小松大谷高校 教諭
高校時代から生物学に興味をもっており、大学では生産科学科に在籍していました。教職課程は他の学生より授業数も多く、みんなが夏休みの中、教職課程をとる仲間と日が沈むまで次の授業の準備をしたり、レポートを書いたりしたことが印象に残っています。もともと教員志望だったため、教員になるためと思えばそれもあまり苦ではなく、前向きにやっていたような気がします。
現在は母校である小松大谷高校で理科の教員をしています。想像以上に大変なことが多いですが、それ以上に楽しいことや嬉しいこともあります。大学で模擬授業づくりに苦戦していた私が今ではクラス担任をもたせてもらっていて、なんだか不思議な感じです。これからも大学時代の向上心を忘れずにいきたいです。